さて、いよいよランブロワジー。
2002年の訪問から2年経ち、あの感動をもう一度味わうために今回の旅のクライマックスの舞台に持ってきた。 サン・ポール駅から、こっちでしょとヴォージュ広場向かって歩いてたら、見えてきたのはセーヌ川。ありゃ。 いきなり方向逆だし、幸先悪し。 気を取り直して、反対方向に。あー、懐かしのヴォージュ広場が見えてきました。さすがに寒いので人はまばら。 ちょっと時間早いので鳩をからかいながらベンチに座って待つ。寒い。 ヴォージュ広場を取り囲む回廊にひっそり佇む店構えは2年前と何も変わってません。 12時15分きっかり、扉を開ける。一番乗りだ。入ってすぐのタピストリーの間に通され隅の席に案内される。 ![]() アペは前回同様、ランブロワジーラベルのロデレールNV。いつも通りバックラベルをチラリと見せるソムリエ。 前回同様アツアツの絶品グジエールとの相性は天下無敵、この日のロデレールはいつも日本で飲むそれとは全く別物なくらいの旨さだ。やはり良いキュベ使ってるんだろうか。 ![]() さ、メニュー選びだ。A4見開きのこじんまりさは変わらないが、左面にランブロワジーのモチーフがデザインされ、右面にズラッと料理が並ぶ。物腰柔らかなメートルのおすすめ説明は、アントレにスペシャリテのラングスティーヌの胡麻サブレ、カレーソース、ポワッソンにバール、そしてビオンドにジビエのペルドロ(値段表記無し)。 ジビエはレ・ゼリゼでこれでもかと堪能したのでパス。値段も怖いし(笑) エビカニ星人の血が騒ぎ、アントレにラングスティーヌ、メインはプーレで決める。しかもシュプレームだから尚更。 相棒は、バールとリ・ド・ヴォー。デセールは食後のオーダーで良い。 アミューズは、これも以前と変わらないルージェだ。 ![]() ここまでで既にパコーの哲学が痛いほど良くわかる。エスプーマでビックリ、何コレーとかしたくないのね。良いよ良いよ、しなくても。余所で食べるから。 ワインリストは軽量化され有り難い(^_^;)。重く分厚いリストを見ながらアミューズを食べたりアペリティフを飲むのはしょうじきツライ。 相変わらずブルゴーニュの品揃えは程よく、しかし若干値段が上がってるかも。前回、驚愕のボノームのマコンCuvee Special79は無いが、91のマコンV.Vがあった。ロデレールで通すのも有りだが、せっかくなのでコレにする。ソムリエのおじさん、オレもVieille vigneだ、君らはまだ若いと判りやすいジョークを飛ばす。 ソムリエのおじさんがテイスティングして、軽く驚いたリアクションを見せ、大きくヨシヨシと頷いていた。 ボクも味見しましたが、香りだけでOK!素晴らしい。 前菜が運ばれてきた。 ![]() ラングスティーヌは以前写真で見たとおりのものが目の前にある。しかし、目を奪われたのは連れのバールだった。 ![]() 真ん中に据えられたスズキのフィレ数枚、この火の入れ方には見ただけで惚れ惚れする芸術品だ。そしてスズキを取り巻くキャビアのソースの美しさ。食べずに飾っておきたいくらいだ。 良いなあと思いつつ、ラングスティーヌにナイフを入れた瞬間、スズキのことは一気に吹っ飛んだ。 ![]() 半生というより7割生!外はこんがりなのでまさかここまでとは想像しなかった。コレですコレコレ! 味は言わずもがな、香ばしさと甘みのパラディス。その甘みに拍車をかけるのがカレーソースだ。 さすがにスペシャリテだけあるなあと感心する。ワインもちょい熟成で果実味がうまい具合にこなれていて、 ラングスティーヌの甘みを受け止めていました。 プーレ Supreme de volaille de Bresse roti "fudge" et salsifis au jus ![]() メニューをちゃんと読んでなくて(しかし後から見たらファッジがキーワードでしたが、ファッジって何?状態でしたから読んでいても解読できなかった)食べてから、キャラメルソースだと気付く。。。うーむ。 しかし、この火入れも申し分100個くらい無い。はい、パルフェ、完璧です。噛んでジュがじゅわっとでるのがシュプレーム。だからこそシュプレームなのだ。 パコーさん、なんでキャラメルなの・・・ソース無くても良かったくらい。。。でも良い。こんなに美味いプーレなんてそうは食べられない。今度来たら、キャラメルは苦手なの、でもプーレが食べたいの、あ、カレーソースが良いなと言えるくらい、また食べたい!!それくらい感動なのです、この焼きは! Tクンのリ・ド・ヴォー ![]() デセールはパスしようと思ったら、シトロンのグラスはどう?って聞かれて、ouiと言ってしまった。 ![]() プティフールも申し分なし!全部平らげました。 ![]() ヴェルヴェンヌで〆! やはりランブロワジーはお世辞抜き、キャラメル抜き(笑)に素晴らしい料理でした。 財布の心配が要らなければ、ボクの中ではメイユールです! 流行の料理も良いですが、見た目やインパクトだけに頼っていては長続きしない。驚かすのも有りだけど まず、味の根本となるものがしっかりとしていないと感動も薄れる。その味の根本を極めたのがランブロワジーじゃないかなと思う。また来年、来れたら良いな。
by lambroisie68
| 2004-12-24 18:23
| 2004バルセロナ・パリ
|
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